2007年04月17日
世界史について その2
本題の前にちょっと一言。
アメリカの大学で恐ろしい事件が起こりました。以前も同じような事件がありましたが(前回は構内のカフェテリアだったような気がします)、これは開放された施設という大学の特性につけこんだものだと思われます。大学を開放しておくのは、大学を「閉じられた研究施設」ではなく「開かれた教育施設」にしよう、そして学生や教員、一般市民がのびのびと活動できる場にしようという決意の表れのはず。それにつけこむ行為の卑劣さに驚きます。日本でも全国の大学で盗難等の犯罪が常に起きているのも事実で、人事ではないのですが。しかしこういった事実が、大学を閉じられた空間にしようという方向に向かうきっかけにならないように望みます。やはり大学は開かれた場所であるべきだと思います。大学生の一人として、一応一言言ってみました。
さて、では前回の続きです。
2.テストを受けよう
1では反復が大事だと言いましたが、、ひたすら反復するのは…つまんないです。飽きます(笑)で、いい刺激になるのがテストなんです。これは別に学校の定期テストでも予備校の模試でも何でもいいです。世界史を意図通り網羅する前からテストを受けてみましょう。テストがあると、まず崩壊するのは嫌なので勉強するわけですが、期限が決まっているときの勉強はやはり効率が上がります。そしてテストを受けて間違ったところは悔しいので印象に残って覚えやすくなります。さらに、自分の今までの勉強の達成度チェックが出来ます。反復してしっかり身についているか、ただ読み流しただけだったから全然覚えていなかったのか(これが結構多かったです、僕の場合)、など。と、いうわけでいい事づくめのテスト、過度に受ける必要はないですが、テストから逃げるのはもったいないです!!
3.覚えるときは体系立てて
一問一答式に単語だけ覚えていこうとするとどうも効率が悪いです。それは単語同士の関係や、その単語が世界史のどの位置にあるものなのかを理解していないからではないでしょうか?今勉強しているのはどの場所なのか、どういう意味があるから覚えなくてはならないのか(そもそも教科書に載っている事柄は何か歴史的意味があるから選ばれて載ってるわけです)を常に考えながら勉強してください。…と、一般論を書いても分かりにくいので例を一つ。
①「前5世紀のアテネでは傭兵が用いられた」
という事実がありますが、これは例えば、
「市民の団結が損なわれ、アテネが弱体化した」
ことにつながり、
②「アテネの権威の失墜」
の一因と言えます。これは、地中海世界の歴史の流れがガラっと変わった重要な出来事。さらに、「アテネの権威の失墜」の理由は他にも
③「ペロポネソス戦争での疲弊」
④「同戦争へのペルシャの介入」
などなど、他の事柄も位置づけられます。さらに「前5世紀」であるということは、中国では春秋戦国時代でゴタゴタやってるときです。
いわば「フォルダ分け」です。今の例で言えば、②の理由のフォルダに①や③、④が、「前5世紀」のフォルダに①や春秋戦国時代が入ってるわけです。
分かりにくい例ですいませんが、とにかく事柄同士を関連付けること、これは世界史学習で必須だと思います。そこで、今見たように年代を一緒に覚えることも重要です。細かい年号は後でいいですが、何世紀かくらいは早めに覚えた方がいいです。横の(つまり同時代の別の地域同士の)つながりがわかります。
<おすすめ本(国・私共通)>
・世界史Bの教科書
やはり基本は教科書です。山川、東京書籍、帝国書院…といろいろありますが何でもいいです。とりあえず学校で使ってるものを。東大受験者には東京書籍がよいと言う人もいる、というのも知っておくと便利かも知れません。
・「荒巻の世界史の見取り図」シリーズ(東進ブックス)
完成度がとても高くおすすめです。抽象的な枠組みでのまとめを多用していること、地図が多いこと、語句のリンクがあることで、上に述べた体系的な理解にとても役に立ちます。ただ、シリーズがまだ完結していないので今の段階では世界史全ては網羅できていません。
・重要事項が羅列されたテキスト
「おすすめ本」の紹介になってませんが(笑)何でもいいですが、河合塾に通っている人は河合塾の通史用テキストがこれにあたります。いろいろな本や問題にあたったとき、不安な知識に気づいたらすぐチェックして、穴を埋めると共にその事項を流れの中に位置づけられます。なるべく文章になっていない箇条書きのものが個人的には使いやすかったです。
<私大向け>
・一問一答問題集(山川)
特に私大の文化史で重宝します。
ただ、多くの私大の場合は世界史で高得点をとる必要がない(というか異様に難しすぎてとれないので差がつかない)ため、国立レベルの知識があれば十分だと思います。差をつけるのは大抵英語です。
…また長くなってしまいましたがこれで一応世界史は終わりです。また気づいたときや要望があったら書きますが。では次は地理…の予定です。マジメな話ばっかだと疲れるんでたまに力ぬきつつ(笑)
アメリカの大学で恐ろしい事件が起こりました。以前も同じような事件がありましたが(前回は構内のカフェテリアだったような気がします)、これは開放された施設という大学の特性につけこんだものだと思われます。大学を開放しておくのは、大学を「閉じられた研究施設」ではなく「開かれた教育施設」にしよう、そして学生や教員、一般市民がのびのびと活動できる場にしようという決意の表れのはず。それにつけこむ行為の卑劣さに驚きます。日本でも全国の大学で盗難等の犯罪が常に起きているのも事実で、人事ではないのですが。しかしこういった事実が、大学を閉じられた空間にしようという方向に向かうきっかけにならないように望みます。やはり大学は開かれた場所であるべきだと思います。大学生の一人として、一応一言言ってみました。
さて、では前回の続きです。
2.テストを受けよう
1では反復が大事だと言いましたが、、ひたすら反復するのは…つまんないです。飽きます(笑)で、いい刺激になるのがテストなんです。これは別に学校の定期テストでも予備校の模試でも何でもいいです。世界史を意図通り網羅する前からテストを受けてみましょう。テストがあると、まず崩壊するのは嫌なので勉強するわけですが、期限が決まっているときの勉強はやはり効率が上がります。そしてテストを受けて間違ったところは悔しいので印象に残って覚えやすくなります。さらに、自分の今までの勉強の達成度チェックが出来ます。反復してしっかり身についているか、ただ読み流しただけだったから全然覚えていなかったのか(これが結構多かったです、僕の場合)、など。と、いうわけでいい事づくめのテスト、過度に受ける必要はないですが、テストから逃げるのはもったいないです!!
3.覚えるときは体系立てて
一問一答式に単語だけ覚えていこうとするとどうも効率が悪いです。それは単語同士の関係や、その単語が世界史のどの位置にあるものなのかを理解していないからではないでしょうか?今勉強しているのはどの場所なのか、どういう意味があるから覚えなくてはならないのか(そもそも教科書に載っている事柄は何か歴史的意味があるから選ばれて載ってるわけです)を常に考えながら勉強してください。…と、一般論を書いても分かりにくいので例を一つ。
①「前5世紀のアテネでは傭兵が用いられた」
という事実がありますが、これは例えば、
「市民の団結が損なわれ、アテネが弱体化した」
ことにつながり、
②「アテネの権威の失墜」
の一因と言えます。これは、地中海世界の歴史の流れがガラっと変わった重要な出来事。さらに、「アテネの権威の失墜」の理由は他にも
③「ペロポネソス戦争での疲弊」
④「同戦争へのペルシャの介入」
などなど、他の事柄も位置づけられます。さらに「前5世紀」であるということは、中国では春秋戦国時代でゴタゴタやってるときです。
いわば「フォルダ分け」です。今の例で言えば、②の理由のフォルダに①や③、④が、「前5世紀」のフォルダに①や春秋戦国時代が入ってるわけです。
分かりにくい例ですいませんが、とにかく事柄同士を関連付けること、これは世界史学習で必須だと思います。そこで、今見たように年代を一緒に覚えることも重要です。細かい年号は後でいいですが、何世紀かくらいは早めに覚えた方がいいです。横の(つまり同時代の別の地域同士の)つながりがわかります。
<おすすめ本(国・私共通)>
・世界史Bの教科書
やはり基本は教科書です。山川、東京書籍、帝国書院…といろいろありますが何でもいいです。とりあえず学校で使ってるものを。東大受験者には東京書籍がよいと言う人もいる、というのも知っておくと便利かも知れません。
・「荒巻の世界史の見取り図」シリーズ(東進ブックス)
完成度がとても高くおすすめです。抽象的な枠組みでのまとめを多用していること、地図が多いこと、語句のリンクがあることで、上に述べた体系的な理解にとても役に立ちます。ただ、シリーズがまだ完結していないので今の段階では世界史全ては網羅できていません。
・重要事項が羅列されたテキスト
「おすすめ本」の紹介になってませんが(笑)何でもいいですが、河合塾に通っている人は河合塾の通史用テキストがこれにあたります。いろいろな本や問題にあたったとき、不安な知識に気づいたらすぐチェックして、穴を埋めると共にその事項を流れの中に位置づけられます。なるべく文章になっていない箇条書きのものが個人的には使いやすかったです。
<私大向け>
・一問一答問題集(山川)
特に私大の文化史で重宝します。
ただ、多くの私大の場合は世界史で高得点をとる必要がない(というか異様に難しすぎてとれないので差がつかない)ため、国立レベルの知識があれば十分だと思います。差をつけるのは大抵英語です。
…また長くなってしまいましたがこれで一応世界史は終わりです。また気づいたときや要望があったら書きますが。では次は地理…の予定です。マジメな話ばっかだと疲れるんでたまに力ぬきつつ(笑)
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